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命の使いみち。

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昨日、安否不明だった主人の職場の方の御遺体と婚約者の方の御遺体が確認されました。


主人と私は、
くしくも残された、
災害にあう数時間前、その方が豪雨の中カメラを持ち懸命に取材される映像と、
婚約者の方と仲睦まじく写る二人の写真をテレビを通して拝見しました。
婚約者の方は、
とても、、、それはとても美しい女性でした。
きっと自慢の彼女だったと思います。


あまりの悲しみの深さに私達は涙するしかありませんでした。




先日、その方に同行して主人が取材のためにイタリアンのお店に訪れことがあり、
きっと私も喜んでくれるだろうと後日、主人が連れて行ってくれたことがありました。


先日、その方は犬も飼える良い物件が見つかったんだと、主人に話して下さったばかりでした。







仕事熱心な方とお聞きしていたから、
あの日も深夜遅くまで豪雨の取材をして御帰宅され、
裏山の様子がおかしいのに気付き、もしかしたら自分のカメラをまわしてらっしゃったかもしれない。



分からない。。。
分からないけれど、



やりきれない。

苦しい想いとはこの事で、
残された御家族のことを考えると心引きちぎられる思いです。




命とはなんなんだと考えてもきりのないことを考えます。





今年の1月に実の父が亡くなった時、
私は涙の一つも流すことはありませんでした。
冷酷だと思われても仕方がありません。
私は今まで父から受けた心の傷が深かったのか、悲しいとかそんな気持ちになれなかった。
だからといって、恨むなんて馬鹿げた気持ちにもならないけれど、気持ちは無でした。





本当に本当に悲しくて涙が出たのはきっと凄く久しぶりで、
この感情は味わいたくないものでした。



神様、仏様なんて居ないじゃないか。そう項垂れる瞬間。




自分の命の使いみちは自分じゃ決められない。

良いことをしていれば長生きして、
悪いことをしていたら短い人生となる。訳では全くない。




ただ、幼い頃からずっとお世話になっているお寺の和尚さんは言いました。
「死んだら終わりじゃないんでぇ。ちゃーんとその先があるんで。」





お二人のその先は、
寄り添って、何よりもあたたかいものでありますように。

笑顔でいらっしゃいますように。









主人も私もこの気持ちを胸に、又、
切り替えなければなりません。



主人は土砂災害の現場から離れ、
今日は早朝出発で北海道出張です。

そして、
これが今の職場での主人の最後の仕事となりました。


今週いっぱいでお世話になった職場を離れ、
また新たな道で頑張ってゆくことになりましたが、

職場の皆さま、
長い間、本当にお世話になりました。
この職場で人にも恵まれ、
様々な取材に付き、働かせて頂けたからこそ、
若い主人は、着実に大人の自覚を持つことができました。
働く意味を理解できたんだと思います。

沢山の経験を有難うございました。
感謝しております。






命の使いみち。
自分で決められないのなら、
いつ消えてもおかしくないこの時間を、己の時間を全うするのみです。

こんな私を想ってくれる人が沢山居てくれるから、
私もまた、そんな人を想いながら。。。主人と共に生きてゆきます。




母、兄、友人、生徒ちゃん達、このはさんをはじめ、応援して下さる皆さん、
いつも本当にありがとう。


あの日から毎日聴こえる上空のヘリの音、
この音が止むのはいつになるでしょう。

平穏無事を願います。
by voicetomo-on-ami | 2014-08-27 00:37 | 捧げるコトバ<しあわせぼいす>
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